講演内容

今回も、この1年を振り返って、国会で成立したサイバー関連立法、関連指針などについて、できるだけ分かりやすく解説する予定である。
それに加え、インターネット等を利用した選挙運動(ネット選挙運動)が、大きな注目を浴びた年でもあった。これは約10年前の公職選挙法改正によって“解禁”されたものであるが、“解禁”の経緯・内容を簡潔に整理した上、この1年の間に、その“光”と“影”の部分として、どのような点が新たに問題となったのかについて、国際的な動向も踏まえつつ、できる限り新しい検討状況について解説を加えたい。

デジタル社会という単語が明確な定義もない中でも普遍的に使われるようになった昨今、その「社会」で「暮らす」人々のアイデンティティというのは一体どういうものでしょうか。そもそも単語だけは良く聞く「アイデンティティ」ですが、『デジタルアイデンティティ』とはどういうもので、更には、プライバシー、そしてセキュリティとはどういう関係にあるのか。単なる「アカウント」とアイデンティティの違いはどこにあり、今後の我々にどういう影響と意義があるのかをご紹介したいと思います。

深層学習技術の発展に伴い、「画像生成AI」と呼ばれる技術も目覚ましい発展を遂げています。ここ10年程の間に、いくつものブレークスルーとなる重要な技術が生まれ、一見しただけではリアルなカメラ写真と見分けることが難しい画像を生成できるようになりました。しかも、誰でも簡便に生成することができる環境も構築されています。そのため、技術の悪用も懸念されています。
本講演では、現在の画像生成AI技術でどのようなことが行えるのか、どういう原理で画像を生成しているのか、その特徴などについて述べます。また、リアルなカメラ写真なのか、生成したフェイク画像なのか判別するための技術についても概観するほか、現在我々が行っている研究の内容なども紹介します。

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2日目 13:05-13:50
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2日目 14:15-15:00
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子どもたちのネット活用が広がる一方、様々なネットトラブルの被害を受けるだけでなく、サイバー犯罪の加害者になってしまうリスクも増加しています
本講演では、若年層のネット活用における各種データを踏まえ、家庭や学校が行う教育的サポートだけでなく、企業や警察、社会全体で取り組むべき課題についてお話しします

3日目 9:50-10:35
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3日目 13:00-14:20 (パネルディスカッション)
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BOF (1日目 20:00-21:40)

DX推進の昨今色々なものがオンライン化されています。例えば企業間の請求書をはじめとした書類の送受信、商品の受発注業務などもオンライン化されています。それらのオンラインシステムを利用するためには必ずIDとパスワードで本人確認が必要です。ですが、取引先のオンラインシステムに登録されたIDは誰が管理するのでしょうか?社員が外部のシステムへ登録したIDは、社員が辞めた後にも残り続けますが、誰がどうやって消去したらいいのでしょうか?
中小企業の現場ではセキュリティ専門家が想像する以上のスピードで管理されないIDが増えています。このBoFではその現実の共有と解決を中心にディスカッションしていきます。

2025年度末,自治体システム標準化のタイムリミットが迫る中,ガバメントクラウドをめぐる問題が各地で噴出している.「本当にこれで地方自治は守れるのか?」「住民サービスは向上するのか?」そんな不安と疑問を抱える自治体職員,IT関係者,そして未来を憂うすべての皆さまへ.
・地方自治のアイデンティティは守れるのか?
・公共SaaSは中小自治体を救うのか?
・市民へのサービスはどのようにかわっていくのか?
・自治体はこの難局を乗り切ることができるのか?
・自治体がこの先生きのこるためには!