沿革

「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」の沿革

2019年12月2日現在

 1996年、和歌山県警の統合ネットワーク整備事業の着手を機に、「今後、コンピュータやネットワークを使った犯罪が発生したとき、警察が迅速に対処するために広くセキュリティ専門家との交流が重要であろう」との判断で、和歌山県警が中心となり、全国から産・官・学の英知を集めて情報交換を行うこととした。そこで1997年に、この分野で世界的に活動しているISACA(情報システムコントロール協会)大阪支部が主催者となり、「第1回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム」を和歌山県白浜町において開催した。
 その後、運営スタッフが充実し、現在は、和歌山県警など7団体が実行委員会を結成して運営にあたっている。また、内容も幅広くかつ深くなり、国内外の専門家はもとより、海外からもFBIや米国国家安全保障局からの講演者を招聘するなど、国内ではサイバー犯罪に関するユニークなシンポジウムとして定着している。
2008年10月には、情報化月間表彰のセキュリティ部門で経済産業大臣賞を受賞したほか、第10回記念行事として始めた情報危機管理コンテストについても、2009年より、インシデント対応全体において総合的に優れたチームに経済産業大臣賞を授与いただいている。また、2016年より、JPCERTコーディネーションセンターから同コンテストで最優秀であった個人にJPCERT/CC賞を授与いただいている。さらに、2017年より、教育及び修練の成果が認められたチームに文部科学大臣賞を授与いただいている。

これまでのシンポジウムの実績は、以下の通りである。

  • 第1回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:1997年5月9日(金)~10日(土)
    会場:ホテルシーモア 参加者:約200名
     
  • 第2回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:1998年5月15日(金)~16日(土)
    会場:ホテルシーモア 参加者:約200名
     
  • 第3回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:1999年5月13日(金)~15日(土)
    会場:コガノイベイホテル 参加者:約280名
     
  • 第4回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム開催
    日時:2000年5月25日(木)~27日(土)
    テーマ:「サイバー社会の防衛」
    会場:コガノイベイホテル 参加者:316名
     
  • 第5回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム開催
    日時:2001年5月24日(木)~26日(土)
    テーマ:「サイバー社会の防衛のための国際協力」
    会場:コガノイベイホテル 参加者:410名
     
  • 第6回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム開催
    日時:2002年5月16日(木)~18日(土)
    テーマ:「電子政府への期待と懸念」
    会場:コガノイベイホテル 参加者:390名
     
  • 第7回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム開催
    日時:2003年5月22日(木)~24日(土)
    テーマ:「e-japanを考える」
    会場:コガノイベイホテル 参加者:376名
     
  • 第8回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム開催
    日時:2004年5月20日(木)~22日(土)
    テーマ:「ユビキタス時代の個人情報保護」
    会場:コガノイベイホテル 参加者:316名
     
  • 第9回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2005年5月19日(木)~21日(土)
    テーマ:「顔の見えないネット社会~匿名性を考える」
    会場:県立情報交流センターBig・U及びホテルシーモア  参加者:337名
     
  • 第10回コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2006年5月25日(木)~27日(土)
    テーマ:「これまでの10年、これからの10年」
    会場:県立情報交流センターBig・U及びホテルシーモア 参加者:347名
    第1回情報危機管理コンテストを併設、優勝:同志社大学チーム、カーネギーメロン大学日本校チーム
     
  • 第11回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2007年6月7日(木)~9日(土)
    テーマ:「多様化するサイバー犯罪とその対策」
    会場:コガノイベイホテル 参加者:312名
    第2回情報危機管理コンテストを併設、優勝:同志社大学チーム
     
  • 第12回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2008年6月5日(木)~7日(土)
    テーマ:「国民総ネット化時代の情報安全教育」
    会場:コガノイベイホテル 参加者:320名
    第3回情報危機管理コンテストを併設、優勝:同志社大学チーム
     
  • 第13回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2009年6月4日(木)~6日(土)
    テーマ:「ウィルスとマルウェアの脅威」~あなたの生活が狙われている~
    会場:コガノイベイホテル 参加者:289名
    第4回情報危機管理コンテストを併設、優勝:カーネギーメロン大学日本校チーム
     
  • 第14回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2010年6月3日(木)~5日(土)
    テーマ:「有害サイトから子供(我が身)を守ろう」
    会場:県立情報交流センターBig・U及びホテルシーモア 参加者:237名
    第5回情報危機管理コンテストを併設、優勝:信州大学 チームkstm
     
  • 第15回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2011年5月26日(木)~28日(土)
    テーマ:「クラウド時代のセキュリティ対策」
    会場:県立情報交流センターBig・U及びホテルシーモア 参加者:238名
    第6回情報危機管理コンテストを併設、優勝:同志社大学 チームPurplePerple
     
  • 第16回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2012年5月24日(木)~26日(土)
    テーマ:「サイバー攻撃にどう備えるか」
    会場:県立情報交流センターBig・U及びホテルシーモア 参加者:306名
    第7回情報危機管理コンテストを併設、優勝:名古屋大学 チームhnp6
     
  • 第17回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2013年5月23日(木)~25日(土)
    テーマ:「追及困難な新しいネット犯罪にどう立ち向かうか」
    会場:県立情報交流センターBig・U及びホテルシーモア 参加者:368名
    第8回情報危機管理コンテストを併設、優勝:信州大学 チームkstm
     
  • 第18回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2014年5月22日(木)~24日(土)
    テーマ:「サイバー犯罪の抑止とダメージコントロール」
    会場:県立情報交流センターBig・U及びホテルシーモア 参加者:383名
    第9回情報危機管理コンテストを併設、優勝:岡山大学 チーム20ドル
     
  • 第19回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2015年5月21日(木)~23日(土)
    テーマ:「IT内部犯行をどう防ぐか」
    会場:県立情報交流センターBig・U及びホテルシーモア 参加者:450名
    第10回情報危機管理コンテストを併設、優勝:早稲田大学 チーム m1z0r3(みぞれ)
     
  • 第20回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2016年5月19日(木)~21日(土)
    テーマ:「サイバー犯罪 温故知新」
    会場:県立情報交流センターBig・U及びホテルシーモア 参加者:492名
    第11回情報危機管理コンテストを併設
    ・優勝:福井大学 チーム:fukuitech
    ・JPCERT/CC賞 岡山大学大学院 赤尾 洋平
     
  • 第21回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2017年5月25日(木)~27日(土)
    テーマ:「先見の明 IoT&AI犯罪の被害者をどう救うのか?」
    会場:県立情報交流センターBig・U及びホテルシーモア 参加者:574名
    第12回情報危機管理コンテストを併設 各受賞は下記
    ・経済産業大臣賞 木更津工業高等専門学校 チーム:Yone-labo
    ・文部科学大臣賞 関西大学 チーム:KobaIPS
    ・JPCERT/CC賞 関西大学 高岡 奈央
     
  • 第22回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2018年5月24日(木)~26日(土)
    テーマ:「若者とサイバー犯罪:被害者・加害者・傍観者」
    会場:県立情報交流センターBig・U及びホテルシーモア 参加者:545名
    第13回情報危機管理コンテストを併設 各受賞は下記
    ・経済産業大臣賞 東京工業大学 チーム:traP
    ・文部科学大臣賞 静岡大学 チーム:sawayaka-sec
    ・JPCERT/CC賞 名古屋工業大学 林 優香
     
  • 第23回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
    日時:2018年5月23日(木)~25日(土)
    テーマ:「メガイベントのセキュリティ対策 ~デジタル時代のイベントに対して、我々は何をすべきか~」
    会場:県立情報交流センターBig・U及びホテルシーモア 参加者:599名
    第13回情報危機管理コンテストを併設 各受賞は下記
    ・経済産業大臣賞 sawayaka-secB(静岡大学)
    ・文部科学大臣賞 P01TERGEIST(名古屋工業大学)
    ・JPCERT/CC賞 大橋 滉也(東京工業大学)
    ・JPCERT/CC賞 高山 柊(東京工業大学)
     
  • ご協賛企業

    エムオーテックス株式会社
    Sky株式会社
  • ご協賛企業

    株式会社ブロードバンドセキュリティ
    CrowdStirke Japan株式会社
    株式会社インターネットイニシアティブ
    日本電気株式会社
    クオリティソフト株式会社
    日本アイ・ビー・エム株式会社

    道場提供スポンサー(役務協賛)

    株式会社ラック

    オープンテキスト株式会社

    リーガルテック株式会社

    MSAB Japan株式会社

    アットシグナル株式会社

    株式会社サイバーディフェンス研究所

    Splunk Services Japan 合同会社

    トレンドマイクロ株式会社

    株式会社FRONTEO

    EY新日本有限責任監査法人 Forensics(Forensic & Integrity Services)

    クオリティネット株式会社

    株式会社ENNA

    株式会社ワイ・イー・シー

    株式会社くまなんピーシーネット

    アドソル日進株式会社

    株式会社アズジェント

    株式会社サイバーリンクス


    株式会社Traffic Comfort

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