テーマと趣旨
第20回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム テーマ
『サイバー犯罪 温故知新』
サイバー犯罪を担当する警察の方々と、サイバーセキュリティに従事する民間や学術界の方々に議論の場をご提供してまいりました白浜シンポジウムは、おかげさまで、20回の節目を迎えることになりました。
思えばさまざまな困難もございましたが、開催を続けることができましたのも、全国の警察をはじめとする参加者の皆様、協賛団体、後援団体の皆様の温かいご支援とご協力の賜と心より感謝申し上げます。
この20年の間に、通信インフラのブロードバンド化と無線化は急進展し、ユビキタス環境は理想から現実のものになりました。一方でサイバー犯罪は、マルウェアの爆発的な増加と高度化、標的型攻撃の巧妙化と深刻化、個人情報の大規模な漏えいの常態化、犯罪者たちの目的の悪質化、犯罪者像の多様化と低年齢化など、大きく状況を変化させてきました。
20周年記念となる今回は「サイバー犯罪 温故知新」という統一テーマとし、このシンポジウムを長年に渡って支えていただいた講師の方々を中心に、20年間に渡るサイバー犯罪対策の変遷を振り返りつつ、近い将来予測される課題について改めて予測を立て、対策を議論してみたいと思います。
ご参加いただく皆様も、昔の話題を語り合うとともに、今後のサイバー犯罪への備えについて講師を交えて親しく議論をお楽しみいただければありがたく思います。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。