審査委員プロフィール

審査委員長

高倉 弘喜 / Hiroki Takakura

1990年九州大学工学部卒
1992年九州大学大学院工学研究科修士課程修了
1995年京都大学大学院工学研究科博士後期課程修了・博士(工学)
京都大学研究員(米国イリノイ州立大学Visiting Scholar)、奈良先端科学技術大学院大学助手、京都大学講師・助教授・准教授、名古屋大学教授を経て、2016年より国立情報学研究所教授。
2021年より同ストラテジックサイバーレジリエンス研究開発センター長として、サイバー攻撃耐性を備えた情報システム、JAXAとの共同研究による無人航空機セキュリティに関する研究に従事。
経産、厚労、IPA、愛知県警察等にも協力。
情報処理学会理事、IEEE COMPSAC、IEEE International Conference on Digital Healthなど学術活動に貢献。

審査委員

岡村 久道 / Hisamichi Okamura

弁護士。博士(情報学)。

内閣官房、内閣府、総務省、経済産業省、厚生労働省、文部科学省、消費者庁などの委員を歴任。平成28年11月から京都大学大学院医学研究科講師に就任。令和4年6月国立情報学研究所客員教授に再任。
専門分野は情報法、知的財産権法など。

主著は、
・「個人情報保護法(第4版)」(商事法務、2022年)
・「著作権法(第5版)」(民事法研究会、2021年)
・「対談で読み解く サイバーセキュリティと法律」(編著、商事法務、2019年)
・「情報セキュリティの法律(改訂版)」(商事法務、2011年)
など多数。

園田 道夫 / Michio Sonoda

1962年生まれ。
中央大学大学院理工学研究科博士(工学)課程修了
CADソフトウエア、建設CADソフトウエアの開発を経て、95年から上海にてCADソフトウエア開発管理業務

1997年帰国、情報セキュリティを主業務に。
2003年よりNPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)非常勤研究員
2004年より独立行政法人情報処理推進機構(IPA)非常勤研究員
2004年より経済産業省、IPA主催セキュリティ・キャンプ実行委員・講師等
2007年4月サイバー大学IT総合学部准教授
2007年より白浜サイバー犯罪シンポジウム危機管理コンテスト審査委員
2012年よりSECCON実行委員(事務局長)
2014年4月サイバー大学IT総合学部教授(2017年退官)
2016年 国立研究開発法人情報通信研究機構セキュリティ人材育成研究センター長
2017年 国立研究開発法人情報通信研究機構ナショナルサイバートレーニングセンター長
2018年より日本ハッカー協会理事

現在に至る

2008年、経済産業省商務情報政策局長表彰
2012年、SecureAsia@Tokyo 2012にてAsia-Pacific Information Security Leadership Achievements(ISLA) Senior Information Security Professional表彰
2018年、情報セキュリティ文化賞受賞

楠 正憲 / Masanori Kusunoki

デジタル庁 統括官

日本マイクロソフト株式会社技術標準部長、ヤフー株式会社決済金融カンパニー情報セキュリティID戦略室長、Japan Digital Design株式会社 CTOを経て2021年9月 デジタル庁の発足に合わせて統括官に就任。デジタル社会共通機能グループ長としてマイナンバー制度、データ戦略、クラウド、ネットワーク、自治体標準化などを担当。2011年から番号制度推進管理補佐官、2012年から政府CIO補佐官としてマイナンバー制度を支える情報システム、最近ではワクチン接種記録システム等の開発に従事。

新井 悠 / Yu Arai

2000年に情報セキュリティ業界に飛び込み、株式会社ラックにてSOC事業の立ち上げやアメリカ事務所勤務等を経験。その後情報セキュリティの研究者としてWindowsやInternet Explorerといった著名なソフトウェアに数々の脆弱性を発見する。
ネットワークワームの跳梁跋扈という時代の変化から研究対象をマルウェアへ照準を移行させ、著作や研究成果を発表した。2013年8月からトレンドマイクロ株式会社で標的型マルウェアへの対応などを担当。
2019年10月、NTTデータのExecutive Security Analystに就任。近年は数理モデルや機械学習を使用したセキュリティ対策の研究を行っている。
2017年より大阪大学非常勤講師。著書・監修・翻訳書に『サイバーセキュリティプログラミング』や『アナライジング・マルウェア』がある。CISSP。