開催概要

名 称 第13回 サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム
会 期 平成21年6月4日(木)13:00〜 6月6日(土)12:00
会 場 会場:和歌山県白浜町「コガノイホテル」
主 催 サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム実行委員会
 ・ 情報システムコントロール協会(ISACA)大阪支部
 ・ 和歌山大学
 ・ 近畿大学生物理工学部
 ・ 白浜町
 ・ 和歌山県
 ・ 和歌山県警察本部
 ・ 特定非営利活動法人 情報セキュリティ研究所
定 員 300名


テーマと趣旨

ウイルスとマルウェアの脅威 〜あなたの生活が狙われている〜

 企業・団体や個人に対するセキュリティの脅威のうち、ウイルスをはじめとするマルウェアの脅威は最も身近で、かつ深刻なものです。とりわけ、最近はマルウェア作成者の技術的な向上が著しいこと、標的型攻撃・誘導型攻撃といったウイルス対策ソフトウェアに検出されにくい手法が流行していること、ボットネットのような破壊力の大きい手法が恒常化したこと、そしてマルウェア作成による「成果」を換金する手法が知れ渡り、犯罪活動が活発化したことにより、近年マルウェアの脅威は極めて深刻な事態を迎えています。
 ところが、一般にこの認識は社会全体で共有されているとはとても言えないのではないでしょうか。とりわけ一般個人におけるウイルス対策ソフトウェアの導入率はまだ100%にはほど遠い状態と考えられています。社会問題となっているWinny等を介した情報流出も、本質はマルウェア対策の不備と言えるでしょう。この状態が改善できない限り、マルウェアを用いた犯罪は今後もますます増加し、社会に大きな影響を与えかねないと懸念されます。
 第13回を迎えた白浜シンポジウムでは、このマルウェア対策に焦点をあてて行きます。社会におけるマルウェア被害の現状を明らかにし、その対策について技術的あるいは社会的な側面から考えてみたいと思います。みなさまのご参加をお待ち申し上げております。